2016年 1月 5日
レース運営にあたっては、安全を第一に進めておりますが、本来モータースポーツは危険なスポーツです。参加者は危険を伴う競技であることを承知の上でご参加ください。また競技参加にあたり関連して起こった死亡、負傷、その他の事故で受けた損害について主催者、施設提供者は一切の賠償責任を負いません。なお、このことは事故が主催者または大会関係役員の手違いなどに起因した場合であっても変わりはありません。
第1条 競技番号
- 競技車両は大会事務局によって支給された競技番号を参加者の責任において貼る付けること。貼り付けは、左右側面とボンネット及び後部に取り付けること。
第2条 参加者およびドライバーの尊守事項及び罰則
- ドライバーは主催者の提示する、旗信号、信号灯、を習熟しそれに従わなければならない。
- 参加者が主催者の指示にしたがわない時 又は、不安全行為(危険につながる行為)をした時、主催者の権限で、失格、競技中にペナルティストップ、周回数減算、予選結果にタイム加算 始末書提出、訓戒、等が科せられる。
- 一人のドライバーが連続して運転できる運転時間は60分以内とし、ドライバー交代や修理作業等の時間は運転時間に含まれる。運転時間の計測については、スタートドライバーはスタートからピットに戻る際にピットレーンの計測ラインを横切った時点まで、それ以外のドライバーは交代前のドライバーがピットレーン の計測ラインを横切ったときから自身がピットに戻る際にピットレーンの計測ラインを横切った時点までの時間を計測する。修理時間が長時間に及んだ場合には 競技長が個々に判断する。
- ドライバー交代は10回以上を義務づける。車輌がピットにもどりドライバーが下りてから同一のドライバーが乗車し運転する場合は、ドライバー交代と認めない。ドライバー交代回数が不足した場合は失格とする場合がある。
- ピットロード、ピットレーン通過速度は30km/h を上限とし、安全運転にて走行すること。ピットレーンにおいて危険な走行と競技長が判定した場合は、ペナルティが課される場合がある。ペナルティは訓戒(叱責)、ドライブスルー及びピットストップ等とする。
- ピットレーン上で助手席側のドアを開けてはならない。修理等で助手席側のドアを開ける必要が生じた場合は、車輌をピットの中に入れて行うこと。(ドライバー交代時、助手席側ドアを開けて乗降を手伝うことは出来ない。)
- 無線を使用する際には、国内法に合致したものを使用すること。
- 競技中ピット内およびピットレーンにおいてタイヤを冷やす行為を禁止する。
- PIT前、PITロードでのバックギアの使用を、危険を回避する場合を除き原則として禁止する。
- ヘルメットおよび安全ベルト、グローブ等の確実な着用をすること。
- 決められたコース以外の走行は危険を避ける場合を除いて行ってはならない。
- 競技中に押しがけによるエンジン始動を禁止する。これに違反した場合は下記の罰則が適用される。
*予選中の場合は、記録を抹消し最後尾スタートとする。
*決勝中の場合は、失格とする - ドライバー交代時エンジンを停止すること。降車ドライバーがエンジンを停止し、乗車ドライバーがエンジンをスタートさせること。
- 競技中車輌整備を行う場合は、車輌をピットに入れて行うこと。なお、ピットの出し入れの際バックギアを使用してはならない。
- 走行不可能と判断した場合は、車輌をグリーン上の安全な場所で停止させること。
第3条 信号合図
- 黄色灯点滅又は黄旗振動:速度を落とし、追い越しをつつしむこと、進路変更するあるいは停止する準備をせよ トラックが全面的または部分的に塞がれているような危険箇所がある。
- 赤色灯点滅又は赤旗振動:すべてのドライバーは直ちに速度を落とし、追い越し禁止、必要に応じて停車できる態勢で 競技役員の指示に従うこと。
- 黒旗不動表示:ドライバーは次の周にピットに入り競技役員の指示に従うこと。
- オレンジ色の円形のある黒旗:車両に機械的欠陥あり、または、ペナルティあり、自己のピットに停止せよ。
- 青旗振動表示:自分を追い越そうとしているより早い車両に進路をゆずれ。ただし、使用しない大会もある。
- 日の丸(国旗):スタートの合図、この旗を振り下ろすことによってスタートの合図とする。
- 白旗表示:コース内に低速で走行している車輌がいる。又はオフィシャルカーが走行中である。
第4条 予選終了後の燃料の給油とイベント中の給油
- *予選終了後の燃料の給油
- 全車両予選終了後燃料を20リットルまで給油できる。
- 必ず消火器を持った消化要員を1名置いてから作業を始めること。
- 給油中は、こぼれた燃料のふき取りなど安全上必要な作業を除き車両には触れてはならない。
- 定められた開始時刻と終了時刻の間に給油すること。
- 給油中に燃料タンクを冷やす全ての行為を禁止する。
- 給油終了後携行缶はピット内に置いてはならない。
- *イベント中の給油
- イベント中の給油については、1回につき10分間の給油時間を設ける。給油量は、1回につき20リットルまでとする。
- 給油場所は、Dパドックを使用する。
- 各チームは、給油前にDパドックに給油係を配置すること。
- 給油開始時刻は、スタート後2時間30分を経過した時点を開始時刻とする。
- イベント中の給油についての流れ
①スタート後2時間30分を経過と同時に、11番ゲート付近に設置した給油受付所にて受付を開始する。
②受付前に停止し、エンジンを切る。
③運転していたドライバーは、降車し、受付に設置してあるタイマースイッチを押す。
④ドライバーを交代し、ヘルメットを装着せずシートベルトをしたのち、時速20㎞を遵守しDパドックへ移動する。このとき、直前まで運転していたドライバーが降車後、次のドライバーは乗車して良いが、発進はタイマーを押した後とする。
⑤Dパドックの給油指定場所に駐車後、エンジンを停止しドライバーは降車すること。
⑥ドライバーが降車したときから給油を開始できる。給油係(2名まで)は、耐火レーシングスーツ、耐火グローブ、耐火フェイスマスク、古フェイスヘルメットを着用していること。
⑦給油時は、消化係を1名用意し、消火器を持ち、出火に備えること。服装は⑥と同じとする。
⑧給油時は、ドライバーの乗降以外、一切の作業を禁ずる。
⑨給油に使用する容器は、消防法に合致した金属製の缶を使用すること。
⑩給油缶の改造を禁ずる。市販の状態のまま使用するこ。ただし、ホースの切断は認められるが、市販時のホースの直径を変更してはならない。
⑪一度に給油できる台数は、9台までとする。
⑫給油前に、エアー抜きのねじを緩め、内圧を下げること。
⑬給油終了後、ドライバーは乗車し、ヘルメットを装着せずシートベルトをしたのち、時速20㎞を遵守し11番ゲートに向かい、到着後ヘルメットを装着すること。
⑭11番ゲート給油受付に設置した自チームのタイマーが10分を経過したら、オフィシャルの誘導に従いコースインできる。
*以上の流れは、諸般の事情により急に変更される場合がある。
第5条 公式予選および順位決定
- ドライバーは車検に合格した車両で公式予選に出走しなければならない。
- コースインした後、2周目より計測を開始する。
- 予選結果の順位は、それぞれのチームのドライバーが記録した最高ラップタイムをその車両のタイムとして決定する。
- 2チーム以上のドライバーが同一の最高ラップタイムを記録した場合は、最初にそのタイムを記録した車両が優先され、以下この方法に準じて決定する。
第6条 レース終了と順位決定
- 優勝者は規定走行時間内に、最多走行距離(周回数)を走行した者とする。
- 優勝者のフィニッシュライン通過と同時にレース終了を合図するチェッカーフラッグが2分間振られる。
- 優勝者以外の順位は達成された走行距離(周回数)とフィニッシュライン通過順位により決定されるがチェッカーフラッグ提示中にフィニッシュラインを通過し なければ成らない。チェッカーフラッグ提示と同時にPITレーンは閉鎖される。チェッカーフラッグ提示中にフィニッシュラインを通過できなかった車輌は完 走扱いにはならない。
第7条 再車検
- 1. レース終了後、各クラス1~3位の車輌は再車検を実施する。ただし、エントリーが3台未満のクラスについては実施しない場合がある。
- 簡易測定器によりボアを計測し、規則違反の疑いが認められる場合は、シリンダーヘッドを開け気筒容積を計測する。シリンダーヘッドの取り外し及び組み付け等は参加者の責任において実施するものとする。工具は参加者が用意すること。
- 触媒部分をはずして中身を確認することがあるので、取り付けボルトは常に新しいものを使用すること。取り外しと組み付けは参加者の責任において実施するも のとする。工具は参加者が用意すること。なお、生産時に触媒が装備されていない車両については、参加者みずからそのことを証明できる車両カタログ及び書類 等を用意すること。
- 再車検を受けるナンバー付車輌は、自走で帰宅できない場合があることも想定しておくこと。
第8条 罰則
- 規則に違反した参加者は罰則を受ける。
- 罰則は、その軽重に従って競技長の権限により内容を決定する。
* これらのレース規則は、主催者の都合でシリーズ途中であっても変更することがある。
* このレース規則に記載されていない事柄については、競技長の権限で決定する。
2016 幸田K-4 6時間耐久 ~特別規則~
2016 幸田K-4 6時間耐久 ~車両規則~
2016 幸田K-4 6時間耐久 ~レース規則~